君の宝石は絶対に割れない

それでも私は生きていく

居場所を追いやられ続ける者達

✕年前、とある婦人科にいた「思春期/セクシュアルマイノリティのカウンセラー」に対して、割り当てられた性別に違和感があると伝えられずに2回ほどでその病院には通わなくなった。

△年前、私に割り当てられた性別が女性であることと私が広義のトランスジェンダーであること、私がヘテロセクシュアルではないことを利用した性暴力や差別、侮辱に曝され続けて、当時一日のほとんどの時間を過ごしていたコミュニティから抜けざるを得なくなった。

◆年前、Twitterで親密だったフォロワーがトランス差別言説を振りかざし始め、その話題になった瞬間急に攻撃的な態度で話が通じなくなるのに怖くなった。この人をブロックしたところで、Twitterにいる限りこれからも同じことが起こり続けるであろうと予感して、身を守るためにアカウントを消した。8年間ずっと使っていた大切な趣味のアカウントだった。

2022年、ピクシブ社が社内で起こったトランスジェンダー女性への性暴力およびSOGIを利用した差別や侮辱などの暴力に対して企業として正当な対応をせず、ピクシブ社と加害者の上司を提訴した被害者に謝罪すらしないという一件が報じられた。詳細な報道を見て涙が止まらなくなり、10年以上使っていたpixivのアカウントを全作品非公開にした。ショップ削除の手続きが済み次第退会する。

トランスジェンダーは居場所を追いやられ続けている。職場、学校、住居、医療、福祉、芸術、趣味、インターネットから現実まで、お前の居場所はここにはないとあらゆるコミュニティから締め出される。
最悪だと思った。クソッタレだと思った。
悔しくて仕方ない。怖くて仕方ない。
私はどこに行けばいいのだろう。どこに行っても、どのプラットフォームでも、また追い出されるかもしれない。


全部憎い。